アメリカは宇宙開発も多国籍 | 宇宙を目指して海を渡る | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

「事実、JPLでは多くの外国人が働いている。たとえば、現在、僕がJPLで所属しているグループには、ルーマニア人、イタリア人、ノルウェー人、フランス人がいる。JPLのトップであるチャールズ・エラチ所長もレバノン出身だ。火星探査車キュリオシティも、木星探査機ガリレオも、そして海王星に到達した唯一の探査機であるボイジャー2号も、実はこうした多国籍チームによって開発されたものなのだ。しかしそれらの探査機は星条旗を背負い、成した科学的発見はアメリカの功績となる・・・ではどうすれば優秀な人材を日本に引き付けられるか。中長期的には、世界中の人が「日本に行きたい」と思うようなわかりやすい魅力を育て、発信することだろう。いわゆる「ソフトパワー」だ。だが、短期的には、やはりおカネを積むしかない」らしい。日本にそんな覚悟はない。