探査機で注目された日本の宇宙開発、予算の逆風が吹く今こそ戦略を! | セレクト | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

日経ビジネスオンラインの記事「今すぐ『あかつき2』の製造開始を」は異論を唱え、直ちに「はやぶさ2」を製造して打ち上げるべきだと主張する。その理由は、2016年までには研究者コミュニティーが崩壊し、次世代の太陽系探査を担う人材育成が途切れてしまうからだ。今なら、メーカーに図面も治具も残っており、製造ノウハウも鮮明に記憶されているから、2年もあれば、あかつき2は造れる・・・筆者はつねづね、宇宙政策を専門とするシンクタンクを作る必要があると考えている。大学などにシンクタンクを作るために、宇宙戦略本部の研究費を10億円規模にすべきではないかとも考えている。たしかに、JAXAの調査分析機能も非常に高いものがあるが、やはり複数の研究機関が競争して研究を進めなければ政策の幅がなくなるし、研究が活性化しないとも考えるのだ」と書いている。宇宙の研究開発にも競争原理を取り入れ、宇宙開発政策を活発に展開することの重要性を訴えている・・・一見順調のようにも見えるが、日本の宇宙産業は「実は衰退傾向にある」と関係者の間では見られている。国内の宇宙機器産業は就業人口が減少しつつあり、撤退企業数も過去8年間で50社以上になっている」らしい。問題は政策がころころ変わって、事業が継続できないってところ何だよね。やっぱり、継続性なんだよね。競争させると事実上継続出来ていないんだよね。