ロケット開発「受け売りするな」 打ち上げ責任者の流儀:朝日新聞デジタル

「ロケットに燃料を注入し始めると外に出られません。具合が悪くなったときのために医師もいます。場合によっては20時間も缶詰めになります。パンやおにぎりを持って管制棟に入りますが、忙しさや緊張のあまり何も食べずに打ち上げを迎えることもあります。緊張で胃薬を飲むようなやわな人ではしんどいですね、あの職場は。・・・他人からの受け売りは認めません。設計の際に過去のものをとりこむ場合は、なぜそうするのかを勉強しなさいと言っています。宇宙開発は10年サイクル。途中で仕事を引き継いだときに、前任者がそうしたからと何の疑問ももたない人と、どうしてそうしたのかを徹底的に調べて自分のものにする人とでは将来の伸びが違います」らしい。