ASCII.jp:日本の準天頂衛星は世界からの遅れを取り戻せるのか?

「民生用として、国内で電子基準点を整備した実績のある日本なら、東南アジア各国で測位衛星を利用する基盤を整備することが可能だ。ただし、基準点を設置するにあたっては当然だが東南アジア各国に日本の準天頂衛星の認知度をあげ、設置国との協力関係を築くことが必要・・・現状の準天頂衛星は、谷間に当たる時期だといえる。推進組織は発足したばかりで、また2機目以降の衛星の仕様策定もまだこれからで、来年打ち上がるといった状況ではない。各種補強信号形式の詳細もこれから決定……と、まだまだこれからの感がある・・・日本の宇宙予算が右肩下がりで減る中ではあるが、準天頂衛星が着実に「宇宙産業にはリターンがある」ことを示してこそ、地球観測衛星や高速インターネット衛星、データ中継衛星といった数々の実用衛星が本当に実用になる道が開かれることになる。これからが日本の持つ宇宙技術と産業の力の見せどころなのだ」らしい。