有人宇宙港をめぐる冒険(2010-05-26)月の亡霊

「我が国は、もはや何でもかんでもやれるような財力はない。宇宙開発も、科学探査も、厳選しなければならない時代に来ている。その中で、やりたい人もやりたいことも明確にならず、ビジョンも責任者も曖昧なまま、ただこれまでの積み上げの上に月探査が国是となるとしたら、これは悲劇である。広く深い議論が起こることを、切に希望する。その議論の中で、「僕がやりたいからやります」という人が出てきて、他の科学探査や工学ミッションときちんと比較して、「月探査は国是である」との結論が得られないなら、それは辞めるべきだと思う」らしい。