日本の宇宙開発はインドにも対抗し得ない〜JAXA・平岩主任研究員に聞く(3) - ビジネススタイル - nikkei BPnet

次々登場しましたね。非常に素晴らしいです。
・日本は衛星開発が54.6%と突出
・ロケット部門はアメリカが35%、ESAも予算の27.1%を支出しているのに対して、日本は7.9%でしかない
・アリアン5ロケットで世界の商業打ち上げ市場の過半数を抑えている欧州は、それでも手を緩めることなく、宇宙輸送システムに投資を続けている
・2004年度、JAXA衛星部門は14のプロジェクトと529億円の予算、人数は429人
JPLは、8つのプロジェクトを961億円、人数は約3000人+2000人
・1プロジェクトあたりの平均予算を見ると、JPLが97.8億円であるのに対して、JAXAは28.8億円
・関係者1人当たりの予算で比較すると、JAXAは1億2300万円/人であるのに対して、JPLは3200万円/人
・各プロジェクトに携わる人数は、JAXAは間接部門を含めて平均で30.6人、JPLは間接部門抜きで333人、間接部門を含めると556人
・世界のブロック経済からはじかれた日本は、相対的な地位を低下させ、技術開発も遅延していくことになる。また、円環に参加していないことによって、商業打ち上げのような国際市場への参加も阻まれがちになる
・今後10年の間に、日本は宇宙開発の“常任理事国”的地位から脱落し、商業市場では敗退し、有人宇宙開発では後れを取る可能性が高い
・日本の繁栄は、歴史学的な長期的視点に立てば、両国が外国の干渉を受けて衰退していた間の夢であった
・国内だけを見ていると、ハングリーになる理由がない
・先鋭的でとがったミッションをたとえ規模は小さくとも次々と実施する
・不要なミッションは、たとえ計画進行中でも、トップが責任を持ってどんどん切っていく覚悟が必要になる
・今後のインドの伸長を考えると、日本が迷っていてもよい時間は短い