記者の眼 - 主戦場は宇宙、日本に必要なのはお金と覚悟:ITpro

「例えば、今回のNICTの衛星量子通信の実験では、衛星から光子が到着する地表の範囲を半径600mに大きく広げた。光子が到達する範囲が広いと通信速度を向上させにくくなるが、万が一の失敗を恐れて安全策を取った。NICTで実験をリードする未来ICT研究所の佐々木雅英主管研究員は「本当はもっと狭い範囲に絞りたかったが、もし何にも検出できないと長年の苦労が無駄になる」と、当時の忸怩たる思いを振り返る」らしい。