打上げ目前! CO2濃度を観測する技術衛星「いぶき」(前編):ECO JAPAN −成長と共生の未来へ−

「日本がこうした取り組みをしていることを、世界の研究者はある意味、当然のことと受け止めているという。理由は、日本が京都議定書の交わされた国だから、というだけではない。現在の温室効果ガスの観測データは温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)のホームページで公開されているが、このサイトは日本の気象庁が運営している。また、日本航空JAL)では15年前から日本-オーストラリア便に観測機器を搭載し、データを取り続けている。これは通称「JALデータ」と呼ばれ、関連分野の研究者でその存在を知らない人はいない」らしい。