松浦晋也のL/D: 「はやぶさリンク」:12月14日午前の記者会見

まず、はじめに。日本の宇宙開発にかかわる人は必ず読むべきだと思う。非常に重要な事が起っていると俺は思う。

  • 「70%で通信復旧できる可能性があるなら、運用を続けようということだ。当然経費はかかる。政府と国民の判断によって非効率と判断されれば運用をやめざるを得ないが、昨日のJAXA役員会では、止めろということにはならなかった」らしい。これは重要な言葉だ。
  • 「我が国として国民の税金でまかなわれた成果は、その成果を我が国が享受する必要があると考えている。データが拡散すると、他国の研究者が第一著者となるペーパーが出てしまう可能性もある。もちろん全世界への貢献も考えなくてはならない」ここも重要な言葉だ。
  • 「宇宙開発は過去、マスコミの監視の中、びくびくしながら、確実性の高いプロジェクトを実行してきた。しかし宇宙開発には、リスクを取っても先に進むということも必要なのではないか。高い塔を建ててそこへのぼってみれば新たな地平が見えるものだ。そのような塔を自ら建てるという意識を鼓舞したという点でははやぶさには意味があると考えている」言っちゃったよ・・・。しかし、カッコいいぞ!
  • 「現状、NASAESAもサンプルリターンもおそらくプロポーザルを出せないだろう。少なくともはやぶさレベルまでは成功させなくてはならないから。だからはやぶさ2があるとすれば、これは日本にしかできないだろう。是非ともやりたい。打ち上げ以降、海外からサンプルリターン、イオンエンジンといったプロジェクト提案が次々に出ている。これははやぶさが触発したものか。我々に共同実施の申し込みも来ている。これは、我々を巻き込まないとこわくて出来ないからだ。だが、私としては他国の計画に参加するのではなく、われわれが主導して次の計画を進めていってもいいのではないかと思う。」らしい。この言葉は、日本の将来にかかわる言葉だ!日本人はしっかりと考えて意見を発信しよう!
  • 最後に気になったのはココ。「昨日、論説委員との懇談がありましたが、現場の記者の方と大分温度差があるのを感じました。現場の記者の方の熱気が上に伝わっていないと感じましたので、皆さん、よろしく御願いします(笑いが起きる)」日本自体が大企業病になっていない事を祈る。