H2A7号機打ち上げ秒読み 宇宙開発『軌道』回復の旅

「米国の宇宙予算は、二〇〇五年に一兆六千億円。日本は千七百億円にすぎず、しかも削減傾向が続く。にもかかわらず、日本では米スペースシャトルを利用した有人宇宙飛行や商業用の打ち上げロケットの開発、月面探査などの科学衛星、と米国と同じようなことを目指してきた。さらに、自前の有人宇宙飛行技術の開発を願う声もある。  こうしたことから、外部からは、何をしたいかはっきりしないと、長く批判されてきた。二〇〇六年度から始まる第三期科学技術基本計画の策定を前に、JAXAはこうした批判を解消しようと、二十年後を見据えたビジョンをつくり、三月末までにまとめる方針」らしい。